就活の勘違い 〜私、ジャグリングやってます!〜
投稿:2020/08/23

こんにちは!
当ブログのゆるキャラ・ぴよぴよチャンです。
今回は、「就活の勘違い 〜私、ジャグリングやってます!〜」をお届けするよ。

ブログの作者が体験した、にが~い就活の思い出を語るピヨ。
ここからは、作者がお話を進めていくみたいなので、作者にバトンタッチするのだ。
では、スタート!
■目次
・めっちゃ話す就活生がいた
・自己PR =良く思われるエピソード作り?
・インターンで気づいたこと
・インターンで気づかされたこと
・ジャグリングを主としたPRは目立つ -分野を絞ろう
・まとめ

めっちゃ話す就活生がいた
以前勤めていた会社で、数人の新卒内定者さんと面談する機会がありました。
その中で、3時間熱心に話してくれた学生さんがいました。
ただ、答える内容が表面的で、本当のところはどう思っているのかな?と思う節が多いのです。

ハキハキしゃべっていて第一印象はいいのですが、何考えてるのかわからない…。
結局、その方は面談後に内定辞退されたので、それきり会うこともありませんでした。
後日、「あの学生さん、3時間話すってすごいな…」と思いつつ、自分が就活生だった頃を思い浮かべていると、あることに気づきました。
そういえば、自分も「就活生の自分」というキャラを作って就活していたなと。
もしかしたら、3時間話していた学生さんも、「就活生」キャラで話していたのかな?と思ったのです。

自己PR =良く思われるエピソード作り?
3回生後半ごろ、大学の就活対策講座を受けていました。
どこで勘違いしたのか、その時から自分の中で、自己PRは自分が良く見えるように書くものだと思っていました。

その印象は就活する時も変わらず、実際の経験より少し盛った内容で自己PRを作っていました。
※以下、「少し盛った自己PR」の例です。【本音】と比較してみてください。
【エピソード】
休日は福祉施設や保育園・幼稚園などでパフォーマンス活動をすることがある。

【自己PR】
人前でパフォーマンスをした経験があります。人と接すること、話すことには慣れています。
(接客に自信あります!みたいなアピール)
【本音】
人前で何かすることは得意じゃないのヨ…パフォーマンスする時は、いつも緊張してるし。
人と話すことは苦じゃないけど、マイペースで話さないこともあるな〜。
【自己PR】だけ見るとそれらしい内容に聞こえますが…。
【本音】と比べてみると、「PRしていること」と「中身の自分」にはずいぶん差があります。
しかし、一度自己PRを作ってしまうと、なかなか修正しにくいもので…。
そのまま「就活生キャラ」で就活を進めていきました。

インターンで気づいたこと
4回生になる直前、気になっていた数社のインターンに応募しました。
選考時も、就活生キャラでES提出・面接に臨んだ結果、2社のインターンシップへ参加することになりました。

→2つのインターンに通いながら、空いた時間に大学で卒論準備
ある日、B社で仕事を手伝っていたとき、ミスをして社員さんにこのように言われました。
「作者さん、本当はもっと出来るはずでしょ?どうして手を抜くの?」

すぐに謝罪したのですが、1つ引っかかることがありました。実は以前から、同じようなことを何回か言われていました。
A社では「作者さん、これできるよね?作っといてもらえる?」だったり、
B社では「もっとちゃんと仕事覚えてよ。」だったり。

どうやら、私が「要領よく出来る学生」に見えているようでした。
(本当は慎重に物事を進めるタイプ)
なんでそんなイメージついているんだろう…アッ!
就活生キャラの自分でPRしていたからです。
社員さん側は、「就活生キャラでPRしていた私」を等身大の私と認識していたのでした。
インターンで気づかされたこと
自分で盛ったPRが、自分を窮屈にさせていることに気づいてからは、どんどんボロが出るようになりました。

特にB社では、「この人あんまり仕事できないじゃん」と気づいたのか、キツいことを言われることも多かったです。(仕事できないなら来なくていい、と言われたり)
A社では雰囲気があっていたのか、なんとか与えられた課題をこなしていました。
4ヶ月ほど経ったとき、「ここで働きたいなぁ」と思ったので、A社の社員さんに伝えてみることに。

…それから1ヶ月たったある日、A社に呼ばれたので出社すると、以下のように言われました。
「A社を気に入ってくれているのは嬉しいのですが、うちの会社ではスキルのない人を採用するのは難しいです。」

ポカーン…
そう言われ、最後に簡単に挨拶をしてA社を後にしました…。
おそらくA社側も、面接時とのギャップに気づいていたようです。
結局、B社のインターンは自ら途中リタイア、A社のインターンも突然終了…となりました。
この時すでに8月末。インターンに時間を取られ、就活も進まず、他に内定も持っていませんでした。
この苦い経験をして、やっと、自己PR = 等身大の自分を上手にアピールすることだと理解しました。
ジャグリングを主としたPRは目立つ -分野を絞ろう
ひとこと「ジャグリングをしていた」といっても、ジャグリングで経験できる分野はいろいろあります。

→関わる立場によって、経験もさまざま
その分野から、一番自分が伝えたい分野に絞って、的確に伝えることが大事です。
就活を始めた当初、「大学でジャグリングをしている」という点を主に自己PRしていました。
そうすると、たいていの面接官から、「ジャグラーなんだ!すごいね!」「どんな道具をしているの?」と質問され、ジャグリングの話題が弾みます。
当時はそれで「うまく話せた」と思っていましたが、よく考えると…。
ジャグリングを通して経験したことや自分の考えを、きちんと話せていませんでした。

経験したことを列挙してPRするのではなく、自然と力を発揮できたエピソードに話題をしぼってみてください。

→肩肘はらずに話せる等身大のエピソードはなに?
インターン失敗後の再就活では、「ジャグリングサークルの基盤づくりに励んだ」という自己PRに変えました。
作者がサークル在籍中に一番力を入れていたのは、ステージに立つことではなく、「サークル環境を整えること」だったからです。
こちらの自己PRは、等身大の自分で、自然体で話せるエピソードでした。
面接でも落ち着いて話せたので、その後なんとか別の会社から内定をいただけました。
まとめ
この記事のポイントを以下にまとめます。
★「就活生キャラ」と「素の自分」のギャップにご用心。
自分を良く見せよう!と背伸びすると、相手が受け取る印象が異なってくる。
★自己PRは等身大のエピソードを書こう。
盛るほど、後々どこかでボロが出て、自分が苦しくなるよ。
★ジャグリングで経験できる分野はいろいろある。
一番自分が伝えたい分野を絞って、的確に伝えることを意識する。
★自然と力を発揮できたエピソードに話題をしぼろう!
面接でも落ち着いて話せるよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
これから就職活動を控えている学生さんの、何かしらの役に立てば幸いです。
記事更新はゆっくり〜ではありますが、今後も継続して更新していきます。
では、また次回!