楽しむ'お寺'! 香川「おつとめ」からみる、 新しいパフォーマンスの場づくり part2

こんにちは。ぴよぴよチャンなのだ。

今回は「楽しむ”お寺"! 香川「おつとめ」からみる、 新しいパフォーマンスの場づくり part2」をお送りするよ。

こちらの記事の続編となっているので、まだ読んでいない方は、こちらの記事もチェックしてみてね。

Part2では、「おつとめ」を深めていくことをテーマに、一歩踏み込んだ考察をしていくよ。

(内容はあくまでも、ぴよぴよチャンの個人的な感想なので、参考程度に読み進めてネ。)

それではスタート!




目次
2、おつとめを深める
(1)異分野の融合
(2)表と裏の2面性
(3)場所と意味付けの編集
(4)おわりに





(1)異分野の融合

ぴよぴよが「おつとめ」を観る前に不思議に思っていたのは、 「仏教」と「パフォーマンス」をどう掛け合わせるのかな?という部分。

最初は、江戸時代などに寺社仏閣で乞胸(※1)が行なっていた、大道芸(※2)を再現するようなイベントなのかな?と推測していたピヨ。 だからお寺でジャグリング…?と思っていたのだ。

綾織F

↑こんな感じの大道芸を、現代版にリメイクする…とか?(イラストはこちらより)

実際に行ってみると、演目の中には、

・お寺での「お勤め」や「説法」
・ジャグリングの「パフォーマンス」


というそれぞれのコンテンツがジャンルを超えて組み合わされていて、さらに不思議な気持ちに…。

この2つの分野の共通点ってなんなんだろう?

そう思いつつ、イベントを楽しむにつれて見えてきたのは、「仏教」という分野の根底にも、「表現する」というパフォーマンス的な要素があるということ。

例えば、お寺で行うお勤めなども、その行為によって”死後の世界”や”極楽浄土”という形の見えない世界を表現し、人々に伝えている…と捉えることも出来るピヨ。

つまり、見えないもの・形を表現するための行為(=お勤め)が、言葉を変えると「パフォーマンス」としても言い変えられる部分がある。

それを踏まえると、どうやら「おつとめ」は、一見全く関係のないように見える異分野同士のものを、“パフォーマンス”というキーワードをもとに結びつけた企画だったみたい。


※1 乞胸(ごうむね)…江戸時代に寺社境内、明地、路上、各家々の門の前に立ち、様々な見世物、芸をしていた人々のこと。

※2 大道芸…当時、綾取(あやとり)・辻放下(つじほうか)と呼ばれた現在のトスジャグリングのような芸、輪鼓(りゅうご)と呼ばれたディアボロのような道具を使った技芸が既に存在していた。しかし、乞胸が行なっていた見世物・技芸は多岐に渡り、狂言やからくり、人形遣い、浄瑠璃、物真似なども含まれていた。


(2)表と裏の2面性

part1でもご紹介したように、「おつとめ」は午前と午後の部に演目が分かれていたピヨ。

特徴的なのは、午前と午後の部では、パフォーマンスの雰囲気がガラッと変わるところ。

午前は大道芸的な楽しさ、お客さんが楽しめるようなパフォーマンスの雰囲気。

午後は創造的・アート的な作品といった、お客さんが考えさせられるパフォーマンス。

この2つを比べてみると、パフォーマンスの「表」「裏」を表しているように思うのだ。

omoteura_e.png

→午前の部は「表」。従来の”パフォーマンス”という意味では、お客さんからも広く受け入れられるメインの顔。親しみやすく、the 大道芸!という感じ。

→午後の部は「裏」。独創的・創造的な部分に焦点を当てた”パフォーマンス”。
同じようなアーティスト、ジャグラーといったお客さんに評価されやすい。
一般受けを狙うには難しい面もあるが、メッセージ性が強く印象に残りやすい。

多くのジャグリングの公演や劇、イベント等では、どちらか片方の側面が強いパフォーマンスが活発に感じるけれど、「おつとめ」は、パフォーマンスの両方の側面を取り入れていて、斬新に思ったピヨ。

コンセプトを1つに絞ることなく、いっそ2つ入れてしまうのもいいのかもしれないネ。


(3)空間の編集・意味づけの付与

パフォーマンスをする「場」は、多くは劇場やホール、路上などに対して、会場がお寺という部分も、「おつとめ」の個性的なところ。

”お寺”と聞くと、厳か・固いイメージがあるけれど、今回はその中に、「楽しさ」のイメージが含まれるパフォーマンスが取り入れられていたピヨ。

本来は「仏教」を軸とする空間(=お寺)の中に、「楽しさ」「親しみやすさ」という要素が混在している事になるから、とても不思議な感じがするネ。

e_cube.png

→空間自体が仏教×パフォーマンスを物語っている


今回の「おつとめ」のように、「違う目的で存在する空間」を”パフォーマンス会場”として積極的に活用するのは、今後色んな可能性があると思うのだ。

さらにそこに、本来、その「場」のイメージとは違う新しい意味づけを持たせてみる(おつとめでいうと、「楽しさ」を取り入れた部分の要素)と…何が生まれるかな?

(実際には、色んな方の理解や協力が必要になるから、簡単ではないけれど…)

今後そういった空間を活用すれば、新しいパフォーマンスの見せ方や演出も出来そうピヨ。
そして、「人を集める」という点でも PR要素が大きくなりそう。


パフォーマンスは劇場やホールで…という候補だけでなく、いろんな「場」もパフォーマンスの舞台になれば素敵だね。
tent_e.png

→今後、パフォーマンスの場としても変化できる空間が増えれば、
異分野とのコラボや新しいアイデアも生まれやすい?


(4)おわりに

さて、part1・2に分けて「おつとめ 」を見てきたよ。
part1から続けて読んでくれた方は、お疲れ様なのだ。

全体的に「おつとめ」を観て感じたのは、枠にハマらない自由な発想がベースにある企画だな、という点。

「こうあるべき」「こういう世界観で」とかっちりと枠を決めすぎず、自由な発想でいろいろとジャグリングを編集したら面白いよ!と伝わってくるようなイベントだったピヨ。

他にも、いろんな分野のものとジャグリングを引っ付けて何が起こるのか、化学反応を見てみたいナ♪(/・ω・)/ ♪

やっぱりジャグリングっていろいろ出来るんだ!と改めて感じさせてくれた機会にもなりました!ありがとうなのだ。




ここまで読んでくれてありがとう!

次回記事は4月〜5月頃更新予定ピヨ
では、バイバイなのだ〜!ヾ(・∀・)ノ




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